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Yujiro Sagami Archive
相模友士郎/YUJIRO SAGAMI 1982年福井生まれ。演出家。2009年に伊丹に住む70歳以上の市民との共同制作舞台『DRAMATHOLOGY/ドラマソロジー』を発表し、翌年フェスティバル/トーキョー10に正式招聘される。2012年にダンス作品『天使論』をTPAM in YOKOHAMA2012にて発表。『天使論』は各地で再演され、2015年、TPAM in YOKOHAMA 2015にてタイのダンサー(Kornkarn Rungsawang from Picket Klunchun Dance Company)との国際コラボレーション作品として再演。その他の作品に『中平卓馬/見続ける涯に火が…』(2011) 、『それはかつてあった』(2013)、『リアクション』(2015)、『スーパーインポーズ』(2016) など。様々なコミュニティの中に入り込み、そこにいる人々と共同しながら、見るという身体的経験を問い直すような舞台作品を発表している。 |
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▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼過去の公演▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
エイリアンズ(2019)
『LOVE SONGS』演出ノート|9 『LOVE SONGS』演出ノート|10 Review |
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LOVE SONGS(2019)
“LOVE SONGS" is a theater performance with plants which had been abandoned for various reasons. The most unique point of this performance is there is no human on stage, otherwise there are plants on the stage which are abandoned by the resident near by, and a small realistic miniature room which has furniture and lights inside of it is settled among the audience. |
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"Living / Dead / Garden" Work in Progress(2018)
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ナビゲーションズ/NAVIGATIONS(2014, 2015, 2016, 2017) 構成・演出|相模友士郎 出演|佐藤健大郎 初演|2014年11月23日(日)、24日(月)@福井北ノ庄クラシックス This production treats a personal belongings provided by audience as a choreography. And, it is an interactive dance piece that a choreography in real time generates. NAVIGATIONS@豊橋(english subtitle) NAVIGATIONS@横浜 |
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スーパーインポーズ/SUPERIMPOSE(2016) 構成・演出:相模友士郎
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リアクション/Reaction(2015) 構成・演出:相模友士郎 出演:佐藤健大郎、増田美佳
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天使論(二人)/about ANGELS(duo)(2015) 【TPAM2015/TPAMコプロダクション】
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それはかつてあった 【福井芸術・文化フォーラム設立15 周年記念事業/地域とアーティストとの共同制作舞台】 今回、福井に住む17歳~74歳までの年齢もバラバラな17人と作品創作を進めながら、あるいはいくつかの対話を重ねながら、困惑しているという事を正直に告白する。 17歳には17年分の、74歳には74年分の記憶がその人には内蔵され、その一日一日が今の彼(彼女)らを形作っている。 今回の出演者たちの生きた時間を合計すると710年になる。 途方もない。 ぼくの困惑は、おそらくこの途方もなさから来ている。 この710年という時間が17人の身体として、記憶の総体として今、ぼくの目の前に立っている。 生きている人の姿を目の当たりにするという事は、かつて生まれ、そしていつか死んでゆくという事実に触れるという事だ。710 年という時間はこの事実の隙間に潜り込み、霧散し、かつて一度もなかった時間として現れはじめる。 演劇の時間が始まるのはその瞬間からだ。 相模友士郎
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天使論/about ANGELS(2012, 2013, 2014) 【TPAM in YOKOHAMA 2012/ 小倉由佳子ディレクション】 【NPO法人福井芸術・文化フォーラム主催「まちげき2012」】 【すごいダンスin府庁2013】 W・ベンヤミンは「雑誌『新しい天使』の予告」の中でタルムードに書かれた文章を引用し、こう書いている。 February 12, 2012 Yujiro Sagami
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先制のイメージ(2012) 【WE DANCE 京都2012/演劇とダンス/身体性の交換】 作り手によって内発的に起こる感情やイメージを捕獲し作品として伝達するという事は、モノローグにほかならない。モノローグとは一方的な独白であって、他者との対話を拒絶するものである。対話としてのダンスを考えてみる。作り手によって捕獲され、提出されたイメージとは対話を阻害するものであり、そのイメージは身体を潤色し、身体そのものを隠蔽させてしまうように思える。対話を阻害し、身体を隠蔽する「イメージ」。それ自体を暴き、捨て去ること。そしてその源である「私」という堅牢な主体をも捨て去ること。そこから改めて対話を始める。
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中平卓馬/見続ける涯に火が・・・(2011) 【フェスティバル/トーキョー11『なにもない空間からの朗読会』】 日頃見かける一本の木、たったひとつの石ころ、砕ける波頭、そしてなによりも、見慣れた街の一画、人々の群れ、人々の出会い、そういうなんでもない普通の ことと共に先制の一撃を加え、それからの反撃にわが身をさらすこと、そして不断に自己を解体させ、新たなおのれを再生してゆく涯のない繰り返し、そのよう な視線の戦線をいつまで確保し続けることができるか。それは批評である。世界に対すると同時に自分自身に対する批評である。 |
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DRAMATHOLOGY(2009, 2010) 【伊丹公演/地域とつくる舞台シリーズ】 構成・演出:相模友士郎 2009年7月、伊丹市立演劇ホール(アイホール)で初演された本作は、昭和15年頃までに生まれた「エルダー世代」(70歳以上)を条件に集まった伊丹の地域住民の参加者と、映画・舞台の両ジャンルを横断的に活動する新鋭アーティスト・相模友士郎の共同作業によるもの。27歳の演出家と、72歳から上は96歳の7名の参加者(出演者)、ひとりの20代の俳優が対話を中心とした半年以上の時間を共有し、それぞれの体験から「DRAMA/劇」を集め、「ANTHOLOGY/選集」に構成、さまざまな人生の記憶、想いが行き交う『DRAMATHOLOGY/ドラマソロジー』をつくりあげた。 Stage director and video artist Yujiro Sagami called together a group of senior residents of Itami area (Hyogo-ken, Japan) under one condition: "Must be 70 years or older." In July 2009, 27 year old director Sagami and a cast of one actress in her 20's, and seven senior participants of the "Elderly generation" premiered DRAMATHOLOGY at AI Hall Itami. The creation of this performance began by each of this wide-age-ranged cast (the oldest 96 years of age) sharing their personal stories, in other words, their "drama" and collected them into an "anthology," put together in a DRAMATHOLOGY . The performance opens with the elderly performers narrating their after life while an image of a young female sinking into ocean is projected in the scenery. Then the spiritless body of her appears on stage, and each elder begins to tell their random-seeming personal stories. ▶▶▶▶▶▶REVIEW01 中山さよ『再演―時間に触れる試み』 ▶▶▶▶▶▶対談 飴屋法水×相模友士郎 フィクションの中のリアル、リアルの中のフィクション
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